大阪府立病院機構ってどんな法人?

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1.採用担当者からのメッセージ

 病院は、患者さんの病気やけがを治す所ですが、事務職員って何をするのでしょう。
 患者さんと接する機会が多いのは、案内・受付・会計などですが、当機構では、案内・受付・会計・清掃・警備など多くの業務を外部に委託しています。
 当機構の事務職員(198人)は、5病院で働く約4,100人(非常勤を含む)のいわば「縁の下の力持ち」です。
 具体的には、各病院に勤務する事務職員は、医事(診療報酬の請求漏れ防止、医事業務受託業者との調整など)、経理(医薬品・材料の発注など)、施設保全(建物の改修、設備の更新など)、企画(予算や経営計画の立案、目標管理など)、人事(職員の採用・異動など)といった業務に従事することによって、医師、看護師等の医療従事者が患者さんに医療サービスを提供する裏方の役割を果たしています。
 本部職員約50人は、5病院全体の収入・支出手続、安全管理、人事、経営企画などを担い、大阪府から毎年交付される運営費負担金や施設整備に必要となる府からの貸付金の調整などを通じて、5病院の運営をサポートしています。
 今、若手のプロパー職員(20代 36名、30代 44名)は懸命に働いています。日本をリードする医療を提供し、患者さんやその家族に満足していただくことをめざして、私達と一緒に働きませんか?

2.法人概要

 平成18年4月、府立5病院を運営する公務員型の地方独立行政法人として設立したが、平成26年4月に一般地方独立行政法人(非公務員型)に移行。7年連続黒字。設立当時65.7億円あった資金不足を第1期の5年間で解消。第2期(平成23〜27年度)は、一層の経営基盤の安定をめざしながら、施設・設備を増強中。
 定款・中期目標・中期計画・府からの予算は、府議会の承認が必要。理事長・監事・会計監査人は知事が任命・指定。決算は、評価委員会の評価、府監査委員の監査、議会報告。
 平成25年度の事業規模は約810億円(対前年3.0%減)。
 収入:医業収益 約610億円、大阪府からの負担金 約110億円など。
 支出:人件費 約360億円、医薬材料費 約170億円、経費 約130億円など。
 延入院患者数 約82万人、延外来患者数 約92万人(平成25年度実績)
 常勤職員約3,750人(医師約470人、看護師約2,450人、医療スタッフ等約830人)、非常勤職員約330人。平均年齢は、医師43.6歳、看護師36.6歳、その他39.6歳。
  また、近い将来、大阪市立病院(現在3病院)と経営統合することが予定されている。

3.基本理念

 高度専門医療の提供及び医療水準の向上
 患者・府民の満足度向上
 安定的な病院経営の確立

4.採用の背景

 少子高齢化を背景に病院経営をめぐる環境は大きく変化しています。
 こうした中、病院勤務に必要となる簿記・経理・医療事務・労務管理・設備管理などのスキル向上に前向きに取り組み、医師、看護師等の医療従事者の意見をよく聞き、患者さんの立場に立って、主体的に行動できる人材を求めています。

5.事業内容

 急性期・総合医療センター [768床、大阪市住吉区万代東3丁目]
  (特徴)   ・急性期医療から高度専門医療のセンター機能
         ・基幹災害医療センター
         ・高度救命救急センター
         ・難病医療拠点病院
  (病床利用率) 93.7%
  (1日平均外来患者数) 1,225人
  (職員数)  常勤1,194人、非常勤132人(平成26年4月現在。以下同じ)

 呼吸器・アレルギー医療センター [495床、羽曳野市はびきの3丁目]
  (特徴)   ・呼吸ケア、感染症、腫瘍、アトピー・アレルギーのセンター機能
         ・エイズ治療拠点病院 
         ・難治性多剤耐性結核広域圏拠点病院
  (病床利用率) 79.9%
  (1日平均外来患者数) 619人
  (職員数)   常勤528人、非常勤11人

 精神医療センター [473床、枚方市宮之阪3丁目]
  (特徴)   ・精神医療のセンター機能
         ・大阪府精神科救急病院指定医療機関
         ・精神保健福祉法に基づく応急入院指定医療機関
  (病床利用率) 87.0%
  (1日平均外来患者数) 252人
  (職員数)   常勤402人、非常勤9人

 成人病センター [500床、大阪市東成区中道1丁目]※大阪市中央区大手前3丁目に移転建替え整備中
  (特徴)   ・がんと循環器疾患医療のセンター機能
         ・都道府県がん診療拠点病院
         ・特定機能病院
  (病床利用率) 85.0%
  (1日平均外来患者数) 1,016人
  (職員数)   常勤823人、非常勤88人

 母子保健総合医療センター [371床、和泉市室堂町]
  (特徴)   ・周産期・小児医療のセンター機能
         ・総合周産期母子医療センター
         ・産婦人科診療相互援助システム基幹病院 
  (病床利用率) 80.7%
  (1日平均外来患者数) 660人
  (職員数)   常勤747人、非常勤82人

 本部 [大阪市住吉区万代東3丁目]
  (特徴)   本部では、理事会、経営会議、職員採用、給与支給等の法人全体に関する事務を行い、5病院の運営をサポート。
  (職員数)   常勤47人、非常勤5人
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