令和元年度決算
(損益計算書の経常損益は、▲5.4億円の赤字)
資金収支決算概要
・ 令和元年度は、患者・府民の医療ニーズに対応するため、高度医療機器の導入、優れた人材の確保・育成など診療機能充実のための基盤づくりを推進するとともに、病院経営マネジメントの強化を図りました。
・ 収入面では、地域連携の強化などにより新入院患者を確保するとともに、病棟、診療科間の調整を行うなど効率的な病床運用に努めました。また、手術件数の増加、平均在院日数の短縮による診療単価の向上により、医業収入は前年度と比較して33.0億円上回る841.9億円(前年度比4.1%増)となりました。
・ 支出面では、支出抑制の取組を行いましたが、診療体制等の充実に伴う給与費の増や、手術件数の増加に伴う材料費の増により、医業支出は前年度と比較して33.7億円増加し、860.0億円(前年度比4.1%増)となりました。
・ 運営費負担金を加味した結果、資金収支決算は4.7億円の黒字となりました。(前年度比2.5億円増)
損益計算書の経常損益概況
資料1、資料3・ 営業損益では、給与費及び材料費の増加により前年度から営業費用が25.8億円増加するものの、医業収益の順調な伸びにより28.9億円の営業利益を計上しました。
・ 利息や消費税の支払いなど営業外費用を含めた経常損益では、材料費等に伴う消費税の増加や増税の影響などにより5.4億円の赤字となりました。(損失が前年度比0.4億円改善)
・ 上記に加え、今後計画している建替対象となる建物の減損処理及び解体費用の引当金処理により、当期総損失は9.9億円の赤字となりました。(前年度比7.7億円改善)
長期借入金の状況
資料1、資料2・ 借入金の償還を行ったことにより、残高は515.2億円となりました。(前年度比21.4億円減)
今後の見通し
・ COVID-19(新型コロナウイルス)の発生による収入面への影響もあり、令和2年度は例年以上に厳しい収支見通しとなります。引き続き、患者・府民に必要な医療を提供するべく、安定的な病院経営に努めてまいります。
1.資金収支決算
令和元年度の資金収支決算の収入および支出の主な概要、資金収支表については次のとおりです。
資金収支決算の状況 | ![]() (39 KB) |
---|
2.各病院の取組
令和元年度の各病院の主な取組については、次のとおりです。
各病院の主な取組 | ![]() (82 KB) |
---|
3.財務諸表等(貸借対照表及び損益計算書)
地方独立行政法人大阪府立病院機構の令和元年度末の貸借対照表及び令和元年度の損益計算書は、次のとおりです。
財務諸表等(法人合計) | ![]() (826 KB) |
---|---|
財務諸表等(病院別) | ![]() (106 KB) |
(お問合せ先)
地方独立行政法人大阪府立病院機構 本部事務局 財産・経理グループ
電話:06-6809-5436