平成29年度決算
(損益計算書の経常損益は、▲2.6億円の赤字)
資金収支決算概要
・ 平成29年度は、患者・府民の医療ニーズに対応するため、高度医療機器の導入、優れた人材の確保・育成など診療機能充実のための基盤づくりを推進するとともに、病院経営マネジメントの強化を図りました。
・ 営業収入は、地域連携強化に伴う新入院患者の確保等により患者数が増加、また、手術件数の増加や平均在院日数の短縮等により診療単価が向上したことで、827.0億円となりました。(前年度比53.0億円増)
・ 営業支出は、支出抑制の取組を行いましたが、診療体制等の充実に伴う給与費の増や、高額な治療薬の使用増に伴う材料費の増により、786.3億円となりました。(前年度比33.1億円増)
・ その結果、資金収支決算は22.1億円の黒字となりました。(前年度比17.8億円増)
【参 考】
29年度 | 前年度 | 増減 | |
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入院単価 | 64,270円 | 60,667円 | 3,603円増 |
病床利用率 | 87.4% | 87.6% | 0.2%減 |
新入院患者数 | 55,348人 | 51,918人 | 3,430人増 |
損益計算書の経常損益概況
資料3、資料5・ 営業損益では、医業収益の順調な伸びに加え、給与費比率及び材料費比率、経費の縮減により27.2億円の営業利益を計上しました(前年度比2.8億円増)が、利息や消費税の支払いなど営業外費用を含めた経常損益では、▲2.6億円の赤字となりました。(前年度比1.1億円減)
・ 29年度当初に旧成人病センターにかかる不要資産の除却、土地建物の出資団体への返納を行い、臨時損失を68.8億円計上したことで、当期総損失は▲69.5億円となりました。(前年度比60.8億円減)
長期借入金の状況
資料3、資料4・ 大阪府市共同 住吉母子医療センターの建設・機器整備等に伴う新たな借入れや、借入金の償還を行ったことにより、残高は559.2億円となりました。(前年度比7.5億円増)
今後の見通し
・ 長期借入金の償還はもとより、診療機能の更なる充実のための新たな借入れ、消費税増税の影響等により、厳しい収支見通しが続きますが、さらなる経営改善を行い、安定的な病院経営に努めてまいります。
1.資金収支決算
平成29年度の資金収支決算の収入および支出の主な概要、資金収支表については次のとおりです。
資金収支決算の状況 | ![]() (124.4 KB) |
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2.各病院の取組
平成29年度の各病院の主な取組については、次のとおりです。
各病院の主な取組 | ![]() (6.0 KB) |
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3.財務諸表等(貸借対照表及び損益計算書)
地方独立行政法人大阪府立病院機構の平成29年度末の貸借対照表及び平成29年度の損益計算書は、次のとおりです。
財務諸表等(法人合計) | ![]() (948.9 KB) |
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財務諸表等(病院別) | ![]() (1063.3 KB) |
(お問合せ先)
地方独立行政法人大阪府立病院機構 本部事務局 財産・経理グループ
電話:06-6809-5436