キャリア支援

長期自主研修支援制度

大阪府立病院機構では、専門・認定看護師など高度専門知識や技術の習得に取り組む看護師に最大15万円の支援金を支給する長期自主研修支援制度があり、キャリアアップしやすい環境が整っています。

専門・認定看護師の紹介

大阪府立病院機構の大きな特長は、各センターで多くの専門・認定看護師が活躍していること。それぞれの専門領域におけるスペシャリストが、看護実践だけでなく看護師への教育に積極的に関わることで、看護部全体のレベルアップを図っています。また専門・認定看護師の育成にも力を入れており、充実した支援を行っています。ハイレベルな看護に接することで、きっと新たな気づきや目標が生まれるはずです。

大阪急性期・総合医療センター

福井 亜希子

福井 亜希子

外来化学療養室の開設準備から運営までを担当

資格を取る前も、がん化学療法を受ける患者さまの不安や苦痛を少しでも和らげられるよう努めていましたが、抗がん剤や副作用などに関するより専門的な知識や看護技術を身につけるために認定看護師を目指しました。資格取得後は外来化学療養室の開設準備から運営までを任せていただき、患者さまが安全・安心に治療を受けられるシステム作りや、副作用についての対策指導・支援などを行っています。今後は外来の患者さまのケアだけでなく病棟をまわるなど積極的に活動して、がん化学療法看護の質を向上させたいと考えています。

大阪はびきの医療センター

竹川 幸恵

竹川 幸恵

むずかしい看護がモチベーションアップに

院内では看護専門外来における療養相談や看護師・医師などのコンサルテーション、呼吸器看護・看護研究の研修担当などを行い、院外では呼吸器看護に関する講義や執筆活動をしています。呼吸器障害の患者さまは身体的な負担が大きくメンタル面のフォローが重要となります。患者さまとのコミュニケーションは非常にむずかしいのですが、そこがやり甲斐に感じるところでもあります。「患者さまがその人らしく生きていける看護」をするために、仲間と力を合わせて質向上に取り組むことが私の今の目標です。

大阪精神医療センター

岡部 英子

岡部 英子

センターだけでなく地域にも貢献できる活動を

毎日病棟のスタッフとして患者さまと関わりながら、スタッフへの教育や看護研究など行っています。もともと看護の仕事が好きなので専門看護師になって看護に対する姿勢が大きく変わったということはありませんが、ひとつひとつの発言や行動に責任を持たなければと感じるようになりました。また、センター内にとどまらず地域の看護環境の改善に貢献したいという目標もできました。今はそのためにスタッフと協力しながら外来看護相談のスタートに向けて取り組んでいます。これからも患者さまの目線に立ったケアを提供できるようがんばりたいと思います。

大阪国際がんセンター

渋谷 和代

渋谷 和代

外来のケアを充実させるために

外科外来に異動して、患者さまが退院後も不安や悩みを抱えながら生活されていることを知り、外来のケアの質をもっと高めたいと思うようになり資格を取得しました。現在は乳腺チームの一員としてスタッフと力を合わせながら乳がんの患者さまのケアを行っています。初診で大きな不安を感じている方が、何度か受診される中で自分の持っている力を発揮し、困難を乗り越えていく姿を継続してみていけることに看護師としての喜びを感じます。今後は一人ひとりの患者さまに合った標準個別化看護ができるようスキルアップしていきたいですね。

大阪母子医療センター

大島 ゆかり

大島 ゆかり

自分が持っている力をもっと役立てたい

新生児棟で多くの子どもやご家族と接する中で、自分の知識や技術をもっと役立てることができるんじゃないかと考えるようになり認定看護師を目指しました。現在はNICUでの看護実践のほか、まわりのスタッフへの指導・相談を行っています。資格を取得して大きく変わったことは、今まで経験的にしていた看護に根拠を持って取り組み、それを言葉で伝えられるようになったこと。このことでスタッフへの指導や患者さまへの説明がスムーズになりました。自分のスキルアップが看護部全体の質の向上につながるので、いろいろなことを積極的に吸収していきたいです。